ひがし北海道で

sustainableな旅をするための

10のヒント

【Beyond covid-19】
コロナ後の今、
ひがし北海道への旅を
お考えの方へ

 長く厳しいコロナ禍の日々からの脱出が少しずつ見えてきました。
 その間、ひがし北海道でも人のいないソーシャルディスタンス、そして元々自然に寄り添う地域としての近況発信をし続けてきました。同時に全世界がsustainabilityの意識を高めてきていることを察知し、この先、地域として皆さまをお迎えするにあたりどうしていけばいいのかも考えてまいりました。

 その結果、《ひがし北海道sustainable》として、元々そのイメージも日本全国でも沖縄と並び特に強いことを活かし、コロナ後ならではで、よりsustainableな旅をしていただける地域としてのメッセージとしてまずは『ひがし北海道sustainableに旅するヒント』をまとめてみました。これはsustainableでも、幸福度ランキングでも常に上位のフィンランドでのメッセージを参考にひがし北海道スタイルにまとめたものです。

 ひがし北海道では、さらに各地域によるsustainableな地域での活動があります。
 具体的には、過去からでは、阿寒湖、知床での地域の活動など様々あり、各アクティビティとしてもご利用できます。現在では阿寒摩周国立公園と釧路湿原国立公園のセロカーボンパーク宣言、流氷ゼロカーボン運動、知床サステナブル など、ひがし北海道におけるメインとなるダイナミックな観光資源はほとんどこのような動きと密に関わっています。
 その一部は観光のお客様とも十分接点がとれており今後具体的にその発信も高めていく予定です。
このようなカムイが
創った奇跡の自然を大事にしたい
この地に生きる人、この地を訪れる人、
それぞれがそれぞれに感謝し、
この風土で同じ空間を共有することの
観光の喜びを大事にしたい
このような思いを共有したいと
お思いでしたら是非ともひがし北海道へ…
私たちもそう言える観光地域づくりを
目指して日々頑張っていきます

ひがし北海道で
sustainableな旅をするための
10のヒント

~自然に寄り添い、自然から学び、自然をRespectする こんな風土を感じる旅したい人へのメッセージ~

1. ハイシーズンを避けてひがし北海道の四季を楽しむ

北海道観光はどうしても真夏に集中してしまいがち、季節のうつろいが激しいひがし北海道ではちょっと期間をずらすだけで前後の季節の名残や兆しに出逢うこともでき魅力も倍増、さらに混雑も避けられ、自然への負荷も減ることになります

2. 思ったより大きいひがし北海道。だからあえて長期間滞在へのチャレンジ

まずは短期間からでも、その次の来訪は一日でも長く滞在するとみるみる新しい発見や地元の方々との交流が。きっと地域との関係が限りなく膨らんでゆきます

3. はっきり言って交通は不便ですが、まずはできるだけ公共交通機関を利用する

その上で観光向け公共交通としてエクスプレスバスをはじめ、各交通機関もやさしい 交通を目指し工夫をしています ロスタイムも当地らしさ、活かしてもらえれば…と

4. 地元ライフスタイル、とりわけアイヌ文化などの伝統を見直してみる

長年、自然に寄り添い過ごしてきた地域の伝統文化からは様々なstoryを教えてくれることと同時に当地独特の自然や地域に対して畏敬の念も膨らんでくることでしょう

5. 食材の宝庫、ひがし北海道 ご当地の食に親しむ

ひがし北海道は驚くほど食材が満載です 町から町へと移動し通過する景色一つ一つも大地や海の恵みの風景、風土に感謝、風土をいただく思いで食してください

6. 世界遺産、国立公園、流氷、湿原。自然の中では責任を持って楽しみましょう

何百年もかかって出来上がった自然はカムイが創り上げた奇跡、しっかりと次の世代でも感動を引き継げるように意識しましょう

7. ひがし北海道のサステナブルの歴史に触れてみる

実はひがし北海道は世界有数のサステナブルな地域である一面もありました 100年以上も前に始まった動きもあり、過去現在未来と見渡していくとワクワクします

8. マイボトルでひがし北海道自慢の水道水を飲む

水は人間の母体、と同時に自然でも原点です 地球上でもめずらしく日本全国生水は飲めますが綺麗でおいしい水はひがし北海道の自然からのストレートな贈り物です

9. アイヌの工芸品など地元のデザイン、工芸品をお土産にする

今やお土産品は通販でも買えますし簡単により安く、巷に溢れています 現地でなければ買えない、風土や文化に根差した工芸品や各種storyをモノとこころのお土産に

10. その他地域オリジナル旅のヒントも順に発表 各地域ならではsustainableに

ひがし北海道sustainableに旅する10のヒントに続き、各地域風土にあわせたアレンジ版も遂次発表されます 各地域ならではさらに風土に寄り添ったsustainableな旅に

ゼロカーボンパーク

カヌーを楽しみながら

流氷を守ろう
プロジェクト

環境保全の取り組みを
応援します

弟子屈sustainable

弟子屈でsustainableな旅をするための10のヒント

ひがし北海道の
sustainableな事例

阿寒湖のサステナブルの原点・

前田一歩財団

前田一歩財団は阿寒湖周辺の自然を守る財団で、まさに阿寒湖周辺のサステナブルの原点とも言えます。その起源は驚くべきことに100年以上前の「前田一歩園」で、初代園主の前田正名は「この山は伐る山から観る山にすべきである」と語ったと言われています。その後1人でも多くの人が自然の恵みを末長く享受できるよう、北海道の自然環境の保全とその適性な利用をするために前田一歩財団が昭和58年に設立されました。財団は前田家から託された森を守り育てる「森林保全事業」、自然保護に関する「自然普及事業」これらを財政面から支える「土地貸付事業」「温泉事業」の4つの事業を行っています。阿寒摩周国立公園も前田一歩財団があったからこそ現在の姿を維持できました。阿寒湖にいらっしゃるならこの歴史はぜひ知っておきましょう。

オホーツク流氷トラスト運動

流氷は地球温暖化のバロメーターです。毎年オホーツク沿岸にやってくる流氷はプランクトンを運ぶことで豊かな海を育み、地域の文化や暮らしに多くの影響を与えてきました。流氷が来ることで観光でいらっしゃる皆さんも北海道観光の1番人気の流氷クルーズも楽しむことができるのです。「流氷を守ろう」を合言葉に運動を続けているのがオホーツク流氷とラスト運動です。JRと協力して「流氷物語号」を応援したり、公共交通機関を利用するキャンペーンをしたり、毎年2月第3日曜日を「オホーツク流氷の日」と定めイベントを開催したり活発に運動を展開しています。網走市には多くの流氷関連の施設や体験が手軽に楽しめるものからディープなものまであります。こんな活動もしていただければと思います。

しれとこ100平方メートル

運動の森・トラスト

100平方メートル運動とは、かつて乱開発の危機にあった知床国立公園内の開拓跡地を保全し、原生の森を復元する取り組みです。  1977年、斜里町は、知床国立公園内の開拓跡地の保全と原生林の再生を目指し、「しれとこ100平方メートル運動」の開始を発表、当時乱開発の危機にあった開拓跡地の買い取りに必要な寄付を募りました。この運動は全国から多くの賛同を得て、1997年にはのべ参加人数4万9千人、寄付金額は5億2千万円となり、ほぼ全ての土地の買い取りをすることができました(2010年に100%の取得完了)。この運動は1997年より「100平方メートル運動の森・トラスト」へと発展を遂げ、運動地にかつてあった原生の森と生態系の再生を目指した取り組みを続けています。1977年から始まった一連の活動を「しれとこ100平方メートル運動」と呼んでいます。森づくりは、「不変の原則」と呼ばれる森の憲法を柱とし回帰作業を行っています。

不変の原則

•植林木の生長によって余剰の樹木が生じても、運動地への系外への人為的搬出は認めない。
•自然に再生しつつある二次林では、森づくりの場合であっても大規模な森林構造の急変は行わない。
•再生計画の実施にあたっては、国立公園及び自然教育の場としての位置付けに配慮した森づくりをすすめる。
•5年一巡の回帰作業方式をとること。過去の作業の結果を評価するモニタリング調査を欠かさない。
•作業計画の立案や見直しは、定期的に開催する専門委員会議に諮り、承認を得なければならない。
•野生生物とその営みの再生にあたっては、遺伝子汚染を防ぐこと。つまり、減少種の他地域からの安易な導入は行わない。現地の個体群からの増殖を原則とする。

知床サステナブルウィーク

知床サステナブルウィークは2020年から毎年開催されている、サステナビリティーの気づきをテーマにしたイベントです。このイベントには観光客の皆様だけでなく多くの地元の皆様が参加し、サステナブルに理解を深める良い機会になっています。メイン会場は知床自然センターで展示はもちろん、フードマーケット、様々なワークショップやトークショー、映画上映などが行われます。周辺エリアではバイクツアーや植樹をするサステナブルツアー、マイカーの乗り入れを規制してシャトルバスを運行する「バスデイ」を設けるなどバラエティーに富んだプログラム観光でいらした方も十分楽しみながらサステナブルを学べる内容になっています。また、地元の方と交流したい旅行者の皆様にも良い機会です。こんなイベントを目指して旅行を計画するのも楽しいと思います。
紋別

レンタサイクル&バイクで観光名所を巡りませんか?

2022年6月より紋別観光案内所にてレンタサイクル&バイクがスタート。春〜秋の紋別で自転車やスクーターを利用した周遊観光が楽しめるようになりました。
鶴居

雪原の貴婦人「タンチョウ」に会いに行こう!冬のおすすめスポット

ひがし北海道を代表する野生生物「タンチョウ」が冬を過ごす場所のひとつ、「鶴居村」。冬のひがし北海道の風物詩、雪原の貴婦人とも評されるタンチョウを見に出かけてみませんか。
別海

北海道でも“別海町だけ”オンリーワンの冬の絶景

「氷平線」をご存知ですか?水平線ならぬ氷平線とは、水平線のように広がる氷の大地のことで、凍りついた海と空の境をなす線のことです。別海町の野付半島で海が凍る厳冬期にだけ見られます。
弟子屈

美しい摩周湖が地球環境を守る水質調査継続プロジェクト

北海道遺産である神秘の湖・摩周湖は、国際機関によって進められている淡水水質監視プロジェクトにおいて日本で唯一登録されている湖という側面をもってます。
釧路・弟子屈

阿寒摩周国立公園をディープに楽しむ見どころをご紹介!

「阿寒摩周国立公園」は道内で初めて登録された国立公園です。今回は、阿寒摩周国立公園のちょっとディープな見どころをご紹介します!そこに暮らす人たちとの出会いこそ旅の魅力です。
斜里

E-BIKEで世界自然遺産・知床を体で感じよう!

車での移動は、ちょっと退屈。知床の自然を、もっとマイペースで楽しみたい! 遊び方こそ、サスティナブルでありたい。そんなあなたにぴったりな乗り物「E-BIKE」で、知床を満喫しませんか?
斜里

「クマ活」、知床のクマを守るために

知床のヒグマ問題を解決するため、人気ホテルと知床財団がタッグを組みました!「クマ活」で市街地の草刈りを行うことにより、ヒグマの隠れ場所をなくし、街に近づけないようにする取り組みです。
弟子屈

四季を通じて楽しめる温泉の川遊歩道

摩周湖と屈斜路湖との間に位置する川湯温泉は、硫黄山を源泉に豊富な湯量を誇る薬効の高い硫黄泉です。その川湯温泉では、源泉が持つ高い殺菌効果を利用した、新たな取り組みが行われています。
大空

「ひがしもこと芝桜公園」の桜守のストーリー

4月下旬から少しずつ咲き始め、5月中旬ごろに満開となる芝桜。1か月ほどの短い期間の開花のために、芝桜レディをはじめとする公園管理スタッフは保守整備を1年通して行っています。
斜里

知床ゴミ拾いプロジェクト

世界遺産に指定されてはいるものの路上や海岸にゴミが多く見られる知床。ヒグマや野生動物の命、知床の自然環境を守るために、有志を募って、定期的にゴミ拾い活動をしています。参加者は若者からロータリークラブメンバーまで年齢も立場も違うさまざまなボランティアです。ゴミ拾いだけでなく海洋ごみのセミナーを小学校で実施したり流氷の街にふさわしいアクティビティーも行っています。もちろん旅行者の皆様の参加も大歓迎です。
清水

十勝千年の森

十勝千年の森の整備構想が立ち上がったのは、約30年前の1990年のことです。母体となる地元紙を発行する十勝毎日新聞社が、新聞制作の過程で大量に紙を消費することから、“植樹によって地球に資源を返そう(カーボン・オフセット)”と考えたのが始まりでした。美しい山々が連なる日高山脈の麓(ふもと)にある清水町の羽帯地区に約400ヘクタールの土地を取得。1000年後の未来へ、永続的に森づくりを続けるため、2003年から人を呼び込むためのガーデン整備が始まりました。
釧路

アイヌ文化ガイドツアー

アイヌ文化ガイド「Anytime, Ainutime」は「森」、「湖」、「ものづくり」の3つの要素で構成された、アイヌ自らがアイヌ文化を伝えていくことをテーマとしたツアーです。阿寒摩周国立公園の恵まれた自然を満喫しながら、また、アイヌに古くから伝わる工芸技術を体験しながら、彼らの文化に触れていくことができ、アイヌならではの自然観や考え方を知ることで本物の文化を体験できます。
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一般社団法人 ひがし北海道自然美への道DMO